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エリオット カータさん、98歳のお誕生日


12月11日は、世界に誇るアメリカの作曲家エリオット カータさんhttp://en.wikipedia.org/wiki/Elliott_Carterの98回目のお誕生日です。
3年前に奥様を亡くして、それからお誕生日は親しい音楽家や友人を呼んで、我が家で行う事が恒例になりました。またまたその時期がやって来ました。

カーターさんはヂャールズ アイヴス http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Ives 
の影響を強く浮け、第二次世界大戦の始まる前にまえにパリに留学、
ナージャ ブーランジェ http://en.wikipedia.org/wiki/Nadia_Boulangerに師事、1960年と1978年、二回にわたり彼の弦楽カルテットが音楽部門でピューリッツァー賞を受賞、因みにこのカルテットの作品の初演は前の記事で書いたロバート マンさん率いるジュリアード弦楽四重奏団がしています。最近ではボストンシンフォニーが彼の作品を初演してます。これからもまだまだコミッションがあるようで、忙しい毎日を雨後されています。
ストラヴィンスキー、バルトーク、コープランド、など、私たちが音楽史の教科書で見る作曲家と親交があり、そのようなお話も含めて、カーターさんとはいつも楽しくお話をさせていただいてます。

食べる事が大好きで、私の手料理をお気に召していらして、外でパーティーをやるより私のところでゆっくり、静かにやろうという事になり、総勢10名、我が家でパーティーをしました。

お料理はフルコース、前菜4品、メインコースは鹿のチョップ。シャンペン2本、赤ワイン4本
皆さんすっかりきれいに食べてくださいました。(お料理をご覧になりたい方は私のお料理ブログにいらして下さい。http://ilovecooking.blog44.fc2.com/

これからもお元気で、もっともっと素敵な作品を作曲して下さい。

涙の止まらなかったコンサート、久しぶりでした。


クラシックを演奏する事を仕事にしている私は、人間が感動するってどういう事なんだろうといつもこの答えの見つからない問いかけを考えています。なぜかというと「感動」という事に定義がないからなんです。
辞書には『ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること。「深い―を覚える」「名曲に―する」』?????えーとじゃ、
感銘は?『忘れられないほど深く感動すること。心に深く刻みつけて忘れないこと。「深い―を受ける」「お話にいたく―しました」』
その事実はあっても、原因、過程はわからないという事ですよね。結局答えは無し!
でも、極端で上手く説明出来ないんですが、だから芸術が存在するんだと思ってます。
それぞれの人々の生きている原因と過程があって、そこに芸術が合わさったときに感動がうまれる。
漠然としてて上手く説明出来ないんですが、それが音楽と感動の関係だと思っています。

昨日12/9/07すてきな感動をしました。

私のこのブログにもよく書かせていただいている。ヴァイオリニストのロバート マンさんの演奏会がありました。
前にも書かせていただいているので、いくつがダブルと思いますが、まずはロバート マンさんの事をお話しします。詳しい英文のプロフィールはこちらです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Mann
1920年にアメリカ、オレゴン州で生まれ、ジュリアード音楽院にいき1941年ナンバーグコンクールで優勝し、1946年、ジュリアード弦楽四重奏団を結成。結成50年を境に、クワルテットを引退。その後はソロ活動、指揮活動、後進の指導をなさっています。日本に毎年、サイトウ、キネン、フェスチヴァル松本に出演なさっています。
ところが今年の夏は、突然心臓の病気が見つかり、急きょ、日本の講演をキャンセルなさいました。
この演奏会には私も出演させていただく事になっていたで、本当にがっかりし、又おとしがおとしだけに大変心配をいたしました。

さて前置きはそのくらいにして、この昨日の演奏会、メトロポリタンミュージアムで行われました。

曲目は何と弦楽クアルテットの作品です。
これには多くの方が驚いたと思います。クアルテットはもう既に十年前におやめになっていらっしゃるし、一緒に演奏するメンバーも、他のアンサンブルにたずさわっている方々です。
でもそんな事を少しでも考えてしまった私がばかでした。

プログラムは:
ロバートマンが1951年作曲した作品
バルトークの弦楽四重奏曲 4番
そして
モーツァルトのト短調の弦楽五重奏曲 K516

それは、一人のヴァイオリニストが、長年長年、そしてこれからも、真の音楽の演奏、表現を追求した証があったのです。アンサンブルの緻密さ、個々の楽器の音色の表現の深さ。そしてなりより、それぞれの作品に対しての情熱と愛情。

モーツァルトのg mollのクインテットは、聞きながら涙が止まりませんでした。

モーツァルトと、ローバトマンの二人の存在に感動です!

サンクスギヴィングホリデイ


この木曜日(11/23)から、アメリカの学校はサンクスギヴィングホリデイでした。11月の第三木曜日から4日間お休みになります。いつも開いている学校もこのときはしまってしまい、学校によっては寮からも出なければ行けないところもあります。さすがにジュリアードは外国の生徒が多いので、寮は出る必要は無いのですがそれでも、木曜日は学校はいっさい使えません。
このサンクスギヴィングには、七面鳥を焼いてたべます。それぞれの子は実家に帰ってこの日、七面鳥やいろいろなごちそうを食べます。ほとんどの生徒は実家に帰って休暇を家族と過ごすのですが、私たち夫婦の生徒はアメリカ人よりそれ以外の国の生徒の方が多く、飛行機代も高いですし、休暇といっても4日間だけなので、国に帰らない子が多くいます。せっかくのお休みなんだからそれでは我が家で、サンクスギヴィングディナーを、と昨年からやる事にしました。金曜の夜、一日遅れですが、何と数えたら25人以上!!!
テーブルゼッティングも一苦労、リヴングに食卓を移して、机も3つ使いました。
私が作ったお料理もほとんど完食!さすがに若いから食べっぷり飲みっぷりも凄いです。
ターキ-は今年、9キロのものを焼きました。メニューはこんが感じ、

ローストターキー、牡蠣のスタッフィン添え
ラムもものガーリックロースト(3キロ)
ローストポテト
空豆の赤ワイン蒸し。
ベービーオクラのトマト煮
ホワイトビーンズのパン粉焼き
ワイルドライス
サラダ
まだまだ他にもチーズとか、赤ピーマンディップとかいろいろです。

ワインも12本開け、もう最高の盛り上がりでした。
ザッと数えても10カ国の違う国の生徒たちです。
アメリア、カナダ、イスラエル、ミンスク、ロシア、マセドニア 中国、台湾、日本、韓国、

世界のどこかで戦争をしている今、何となく人々が仲良く出来ない今、この生徒の中には、
自分の国で争いがある子も、明日自分の国で戦争が始まるんじゃないかと心配な子も、アメリカに入国する時に必ず移民局で何時間もまたされてる子もいます。でも、彼らいつも明るく音楽が大好きな、クラリネットが大好きな若者たちです。彼らの笑顔を見ると、これから世界に戦争の無い平和が来る事を本当に祈ります。

また、クリスマスもきっと国へ(飛行機代が高いので)帰らない子たちを集めて、ディナーを作ります。

おかげさまで上手く行きました。

皆様にご心配、応援いただいた先週の日曜日の(12日)コンサート上手く行きました。サロンコンサート形式で非常にくだけた、俗にいうアットホームな演奏会でした。
プログラムは、
Kernis Fanfare and Schikele: quartet for cl., vln., vc and pf.
アラン カーニス、ピーター シックル、という日本ではほとんど知られていない(ヨーロッパでも)
アメリカ人の現代の作曲家の作品、これらはピアノ、チェロ、ヴァイオリン、クラリネットための作品です。
Beethoven Trio and Faure Trio for cl., vc. and pf. and others.
それに前の記事に書いた、ベートーヴェンの作品38と今回始めて、ガブリエル フォーレのピアノトリオ作品120の一楽章ををヴァイオリンの代わりに、クラリネットで演奏してみました。
これにはきちんとした理由があって、フォーレはこの作品をクラリネットのために書き始めたそうなんです。でも一楽章であきらめて、クラリネットの代わりに、ヴァイオリンにかえてピアノとチェロのトリオの作品に書き変えたそうなんです。ちょっと残念!
モーツァルトやブラームスみたいに友人にクラリネット奏者いなかったのかな???
戻れるものなら時間を戻してフォーレさんにクラリネットの為のトリオに完成していただきにお願いに行きたいくらいです。そうしたらまたまたクラリネットの室内楽の歴史は変わっていたのに、、、、、
この曲をご存知に方はなるほどと思われる思うのですが、ヴアイオリンのパートにしてはかなり音域が低いんです。部分によってはチェロより低い音を出す時があるくらいで、でもこれはクラリネットの音域にぴったり!
主人、チャールズ ナイディックがクラリネットにこだわらないで何でも演奏したいタイプの演奏家なので、私も影響されて、クラリネットのスタンダードの曲目以外にも沢山プログラムに入れたくて、今回始めてフォーレをやってみました。思いのほか上手く、そして何よりこんなに素敵な曲を演奏できた事が、うれしくてたまりませんでした。
演奏家にとって、演奏が上手くいくという事はどういう事なんだろうと。考えてみました。
音を間違えるとか、間違えないとかそう言う事はあまり関係ないような気がします。(もちろん間違えては行けないのですが、アクシデントはいつもつきもの、いちいち気にしていては演奏の流れが止まります)
なんか自分で、妥協しない追求してるものがあって(音楽で)それに限りなく近づけたときに、ちょっとうれしい!みたいな感じかな??表現する事の追求です。
それからもう一つ私の中でスゴークスゴーク大事なのが、とにかくその演奏している最中に、「楽しい!」「うれしい!」「この作品は本当にすばらしい!」と思えながら演奏出来る時。もうすばらしい作曲家の作品は、演奏しながら微笑んでしまいます。
私が演奏中に「にこ」っとしたらそれは上手く行っている証拠かな???
それを聴衆が受け止めてくれて始めて、演奏会は成功!といえるのだろうと思います。
それから考えると今回の演奏会は成功!反省はいくつかありますが、それは次のステップに!

ブログのお友達の、わたしちゃ~んいらしてくださって、ありがとう!そしてコメントくださった方々も本当にありがとうございました。無事終わりました。

ベートーヴェンの室内楽曲


もう11月に入り、アメリカやヨーローパは冬時間に代わり、日本とNYの時差も14時間になってしましました。もう2006年も余すこと、2ヶ月になってしましました。
それにしてもなんで日本では暮れが近づくと、ベートーヴェンの第9交響曲なんでしょう?なんか戦争中に関係があるとかないとか、詳しくは知りませんが、日本の皆さんがクラシックに目を向けて、いただければ、行事でも流行りでも良いことだと思います。
そんな、交響曲で有名なベートーヴェン、彼の室内楽もすばらしいものが沢山あります。
晩年に弦楽四重奏曲を7曲を続けて作曲しています。そのどの作品もすばらしい作品です。
ベートーヴェンはうれしいことに、木管楽器の室内楽の作品も沢山残してくれました。
私と主人チャールズナイディックのグループ、モッツァフィアットの最初のCDもベートーヴェンの
ハルモニーミュージックを録音しました、現在は廃盤になってしまいましたが、、、、、
オーボエ2 クラリネット2 ホルン2 ファゴット2の八重奏曲 作品103、同じ編成の,ロンディーノ、そしてオーボエ無しの、6重奏曲 作品70。どれも楽しい、良い曲ばかりです。
モーツァルトに習いたかったベートーヴェン、モーツァルトも沢山ハルモニーミュジックを残してくれました。それを考えると、ベートーヴェンがそのモーツァルトを意識してこれらの作品を作曲したのだろうと思われます。
ベートーヴェンの室内楽曲で、弦楽器とその管楽器を合わせたものがあります。
作品20の七重奏曲です。編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットです。これは本当にすばらしい作品で、うれしいことに、ベートーヴェン自身で、ピアノとチェロとクラリネットのために編曲(作品38)をしてくれています。本当に大変良く編曲されています。
この小さい編成で来週の11/12に演奏会を行います。
シューベルトが、ベートーヴェンを尊敬していたのは有名ですが、ベートーヴェンのお葬式はウイーン市民の悲しみのなかで行われ、その棺をシューベルトは担いで、ウイーンの町を歩いたそうです。
シューベルトのお墓と、ベートーヴェンのお墓は隣り合わせにあるそうです。
モーツァルトに師事をあおぎたかったベートーヴェンは、ハルモニーミュジックを書き上げ、ベートーヴェンを尊敬していた、シューベルトハが、ベートーヴェンの七重奏曲にならって、ヴァイオリンを一本だけ多くした、八重奏曲を作曲し、ある意味この編成が室内楽のトラディッショナルな編成となり20世紀の作曲家に受け継がれていきます。

またまたこれも出会いですよね。
http://www.contrastsquartet.com (私の入っているグループです)

プロフィール

Ayako Oshima

Author:Ayako Oshima
NY在住のクラリネット奏者,大島文子です。音楽の事,クラリネットの事、主人チャールーズ ナイディックの事をNYから発信して行きたいと思います。

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